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一般不妊外来

かがやきレディースクリニック藤沢では、一般不妊検査、タイミング法、排卵誘発を行います。
当院では人工授精、ART(生殖補助医療技術Assisted Reproductive Technology)は行っておりませんので、必要と判断した場合には他院をご紹介させていただきます。

不妊治療が初めてでご不安に感じていらっしゃる方、現在の不妊治療にお悩みの方、一人ひとりのお気持ちに寄り添い、その方にとって最適な医療のご提案・ご提供ができるよう尽力してまいります。
すべての女性が自分らしくかがやけるために、当院が少しでもお役に立つことができれば幸いです。

一般不妊検査の流れ

★一般的な28日周期の方の目安★

月経2-5日目:月経中の血液検査
月経7-10日目頃:卵胞チェック(超音波検査)、卵管通水検査
月経10-14日目頃:卵胞チェック(超音波検査)、排卵確認(超音波検査)
月経20日目頃:排卵後の血液検査

男性不妊が不妊の原因の25%を占めると言われています。
妊活を始めるタイミングで精液検査を受けることをお勧めします。

 

お悩み例

  • まだ妊娠するつもりはないが、将来の妊娠に備えて、今できることって何かありますか?
  • いつか妊娠したいと思っているのですが、何歳くらいまでなら妊娠できますか?
  • 妊娠しやすい時期はいつですか?

まだ妊娠するつもりはないが、将来の妊娠に備えて、今できることって何かありますか?

  • 子宮頸がんを予防するためのHPVワクチン、麻疹・風疹感染を予防するためのMR(麻疹風疹混合)ワクチンの接種をお勧めします。
    過去にMRワクチンの接種歴がある方は風疹に対する免疫力がついているかを確認するために、風疹抗体価を調べることもお勧めです。
  • 性交経験のある方は、子宮頸がんにかかっていないか調べる子宮頸がん検診をお勧めします。
子宮頸がんや風疹は妊娠とどのような関係にあるのでしょうか?

子宮頸がんは若い人がかかる病気で、かかると子宮の手術が必要になることもあるため、妊娠に影響します。

母親が妊娠中に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風疹症候群 (CRS)と総称される障がいを引き起こすことがあるため、風疹に対する免疫力を事前につけておく事が大切です。

周囲の人たちが感染しないことも大切ですので、パートナーを含む同居のご家族も風疹に対する免疫をつけましょう。

当院では

  • 子宮頸がん検査
  • MRワクチン/風疹ワクチン接種
  • 風疹抗体値検査

が可能です。
ご相談ください。

いつか妊娠したいと思っているのですが、何歳くらいまでなら妊娠できますか?

働く女性が増え、晩婚化がすすみ、女性の初産年齢も上がってきています。
いつ子供が欲しいかはご夫婦のライフプランとの兼ね合いもあると思いますが、妊娠適齢期は全ての人に共通するものです。

1000組のカップルあたりの妊娠数を女性の年代別に比較したデータがあります(グラフ1)。

グラフ1:女性の年齢に対する1000組のカップルあたりの妊娠数
出典:Fertil Steril. 2014 Mar;101(3):633-4. より中島が一部改変

■はジュネーブ●はカナダ▲はノルウェーのデータになります。
どの地域であっても年齢が進むと妊娠率は下がっていることがわかると思います。
おおよそ32歳位まではゆるやかに下降しますが、37歳を過ぎると急激に下降することがわかります。

 

グラフ2は、生殖補助医療(Assisted Reproductive Technology, ART)を用いた場合の女性の年代別の妊娠できた確率(妊娠率)、生きた赤ちゃんを得られた確率(生産率)、流産してしまった確率(流産率)を表したもので、2019年のデータをもとに日本産婦人科学会(JSOG)が作成したものです。

グラフ2:ART妊娠率、生産率、流産率 2019
出典:日本産婦人科学会

生殖補助医療を用いても30代から徐々に妊娠・生産率が下がっていくことがわかります。
また、仮に妊娠できたとしても、女性の加齢に伴い、妊娠後の流産率が増えていくこともわかります。

2019年ARTデータブック【体外受精のデータ】*グラフ資料原本

さらに、将来希望する子どもの数とその出産率からみて、妊活を開始すべき年齢についてまとめたデータがあります(表1)。
必ず1人は子どもがほしいと考える夫婦の場合、自然妊娠であれば女性の年齢が32歳までに、体外受精であれば36歳までに治療を開始すれば90%の方は希望した結果を得られているというものです。
希望する子どもの数が増えるほど、もっと早い時期での妊活を開始しないといけないことがわかります。

表1:ほしい子供の数別・達成確率別にみた、妊活を「開始するべき」上限年齢

出典:Habbeman et al. Hum Reprod.30;2215-21 2015

以上のデータを参考にしながら、ぜひご夫婦で家族計画について相談されてください。

 

 

妊娠しやすい時期はいつですか?

妊娠を希望しているカップルにとって大事なのが、"妊娠しやすい時期"と言われる「排卵日」です。
排卵日が一番妊娠しやすい時期なのでしょうか?
19歳から39歳までの人で一番妊娠率が高かったのは、排卵日の2日前であったという研究データがあります(グラフ3)。
横軸が排卵日を0とした日にち、縦軸がその日に限定した妊娠の可能性となっています。
どの年代でも、排卵日の2日前に妊娠率のピークが来ていることがわかります。

 

グラフ3:排卵日からの日にちとその日に限定した妊娠の可能性
出典: Dunson DB et al. Human Reproduction Vol 17, No 5 pp. 1399-1403, 2002

いつが排卵日かはどのように確認するのでしょうか?

アプリで確認する方法

月経周期が一定の方はある程度アプリで予測することができます。
アプリで排卵日とされている日の二日前

排卵チェッカーを使う方法

排卵前に上昇してくるLHというホルモンを検出しています。

産婦人科を受診する方法

卵胞が発育して、排卵している様子を経腟超音波検査で確認することができます。
排卵日付近に2-3回通院していただく必要がありますが、ちゃんと排卵しているかどうかも含めて確認できるので、なかなか妊娠しない方は一度相談してください。

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