MRワクチン
2025年4月現在、在庫が少なくなっており、当院への入荷はほぼない状態となっております。
接種をご希望される方は、申し訳ありませんが、他の医療機関へ問い合わせをお願いします。
MRワクチンとは
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)は、麻しん(はしか)と風しんの2つの感染症を同時に予防できる生ワクチンです。これらの病気は感染力が非常に強く、重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、予防接種が重要です。
予防できる感染症
麻しん(はしか)
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麻しんウイルスによる急性の全身感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染で広がります。
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主な症状は高熱、発疹、咳、鼻水、目の充血などです。
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肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を引き起こすことがあり、先進国でも1,000人に1人が死亡するとされています。
風しん
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風しんウイルスによる急性の発疹性感染症で、飛沫感染により広がります。
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軽い風邪症状で始まり、発疹、発熱、首や耳の下のリンパ節の腫れが主な症状です。
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合併症として関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。
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妊娠初期の女性が感染すると、胎児に先天性風しん症候群(心疾患、白内障、難聴など)を引き起こす可能性があります。
文章作成日 2025年4月11日