月経が長引く(過長月経)
生理がなかなか終わらない…それは「過長月経」かもしれません
通常、生理(月経)は3〜7日程度で終わります。
しかし、
- 1週間以上出血が続く
- 少量の出血がだらだら続く
- 毎回生理が長引く
- 生理が終わったと思ったらまた出血する
このような状態を「過長月経」と呼びます。
「体質かな」と様子をみている方も多いですが、子宮やホルモンの異常が隠れていることもあります。
過長月経の原因
過長月経にはさまざまな原因があります。
ホルモンバランスの乱れ
もっとも多い原因のひとつです。
- ストレス
- 睡眠不足
- 急激な体重変化
- 更年期
- 思春期
などによって排卵がうまく起こらないと、生理が長引くことがあります。
子宮筋腫
子宮にできる良性のこぶです。
特に「粘膜下筋腫」というタイプでは、
- 生理が長い
- 出血量が多い
- レバー状の血の塊が出る
などの症状が起こりやすくなります。
子宮内膜ポリープ
子宮の内側にできるポリープです。
少量の出血がだらだら続く原因になることがあります。
子宮腺筋症
子宮の筋肉の中に子宮内膜に似た組織が入り込む病気です。
- 生理が長い
- 生理痛が強い
- 出血量が多い
といった症状がみられます。
思春期は月経が不安定になりやすいことがあります
初経(月経が始まってから)数年間は、卵巣の働きがまだ未成熟なため、排卵が安定しないことがあります。
そのため、
- 生理がなかなか終わらない
- 少量の出血が続く
- 生理周期がばらばら
- 急に出血量が増える
といった症状がみられることがあります。
多くは成長とともに安定していきますが、
- 出血量が多い
- 貧血がある
- 学校生活に支障がある
- 2週間以上出血が続く
場合には、婦人科での相談をおすすめします。
更年期による変化
40代以降では、女性ホルモンの変化によって月経周期が乱れ、生理が長引くことがあります。
ただし、更年期と思っていたら別の病気が隠れている場合もあるため注意が必要です。
妊娠関連の出血
- 流産
- 子宮外妊娠
などでも出血が長引くことがあります。
「生理だと思っていたら妊娠関連の出血だった」というケースもあるため、生理がいつもと違う場合は妊娠の可能性も確認が必要です。
注意が必要な病気
まれではありますが、
- 子宮体がん
- 子宮頸がん
などが原因となることもあります。
特に、
- 40歳以上
- 不正出血を繰り返す
- 閉経後の出血
がある場合は、早めの受診をおすすめします。
こんな症状があれば婦人科へ
- 生理が8日以上続く
- 出血量が多い
- 貧血症状がある
- 生理痛が強い
- 生理以外の出血がある
- 以前より生理が長くなった
このような場合は、一度婦人科で相談しましょう。
婦人科で行う検査
症状に応じて、
- 問診
- 超音波検査(エコー)
- 血液検査
- 子宮頸がん検査
- 子宮体がん検査
などを行います。
治療について
原因によって治療方法は異なります。
- ホルモン治療
- 低用量ピル
- 黄体ホルモン治療
- ミレーナ
- 鉄剤治療
- 手術治療
などから、症状やライフスタイルに合わせて選択します。
よくあるご質問
Q: 生理が毎回10日以上続きます。受診した方がいいですか?
A:はい。
ホルモンバランスの乱れだけでなく、子宮筋腫やポリープなどが隠れていることがあります。
Q: 少量の出血がだらだら続くだけでも受診した方がいいですか?
A: はい。
「少量だから大丈夫」と思っていても、不正出血や病気が原因の場合があります。
Q: 中学生でも婦人科を受診して大丈夫ですか?
A: もちろん大丈夫です。
思春期は月経が不安定になりやすい時期ですが、出血が長引く場合や学校生活に影響がある場合には、早めの相談をおすすめします。
過長月経でお悩みの方へ
生理が長引く症状は、日常生活にも大きな負担になります。
「年齢のせいかな」と我慢せず、お気軽にご相談ください。
