子宮頚部異形成の検査の流れ
かがやきレディースクリニック藤沢では、日本産科婦人科学会の産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編に従い、以下の流れで子宮頚部異形成の検査を行っております。
子宮頚部細胞診(いわゆる子宮がん検診)の結果について
NILM (Negative for Intraepithelial Lesion or Malignancy)
上皮内病変や悪性所見なし。すなわち異形成やがんの所見がないことを示しています。
ASC-US (Atypical Squamous Cells of Undetermined Significance)
「意義不明な異型扁平上皮細胞」です。わかりやすく説明すると、「正常とはいいきれないが、異形成の可能性も否定できない」という状態です。
子宮頚部細胞診がASC-USだった方は、HPVハイリスク検査が推奨されます。
LSIL (Low-grade Squamous Intraepithelial Lesion):「軽度扁平上皮内病変」
ASC-H (Atypical Squamous Cells cannot exclude HSIL ( ASC-H ):「HSILを除外できない異型扁平上皮細胞」
HSIL (High grade Squamous Intraepithelial lesion):「高度扁平上皮内病変 」
上記3つのいずれかだった場合にはコルポスコピー下生検が推奨されています。