旅行・プール・スポーツ試合・結婚式などの大事なイベントの際に生理が重なってしまったときにピルを使うことで生理の日を移動させることができます。

月経移動は自費診療となりますので、ご了承ください。

 

月経移動で使用するホルモン剤について

□プラノバール（中用量ピル：エストロゲンとプロゲステロン）

□ノアルテン（ミニピル：黄体ホルモン）

□ファボワール28 (低用量ピル：エストロゲンとプロゲステロン)

 

プラノバールの方が効果は高く、正しく服用していればほぼ確実にイベント期間の生理を避けることができます。

ホルモンの配合量が多い分効果が高いですが、吐き気などの副作用が出ることもあります。

ノアルテンは吐き気などの副作用が少なく、血栓症のリスクが高い方でも服用できるメリットがあります。一方、プラノバールよりも効果はやや低く、内服中に少量の出血が始まることがあります。

ファボワールは低用量ピルで長期間月経を移動したいときなどに使用します。

 

★生理を早める方法★

早める方法は、避けたい生理周期よりさらに前の生理の頃には来ていただく必要があります。イベント中にピルを飲まなくても良いという利点もありますが、うまく早められないとイベントと生理が重なってしまうこともあります。

生理が始まってから５日目までの間にピルを飲み始めます。

そして早めたい日まで飲み続けます。

 

★生理を遅らせる方法★

遅らせる方法は、避けたい日の１週間前までに来て頂ければ、ほぼ確実にイベントを避けることができます。ただ、イベント中にピルを飲まなければならない煩わしさがあります。

生理が来そうな日の5～6日前から飲み始め、生理を避けたい日までピルを飲みます。ピルを飲んでいる間は生理がきません。