ジェノゲスト
ジェノゲストは、以下の病気の治療に使用されるお薬です。
- 月経困難症(生理痛や出血が強く日常生活に支障がある状態)
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
どうやって効くの?
- 排卵を抑えることで女性ホルモンの急な変動を防ぎます
- 子宮内膜の増殖を抑えて、出血や痛みを軽減します
- 子宮内膜症や腺筋症の病変部位の進行を抑える作用があります
飲み方・服用スケジュール
- 1日2回(朝・夕など)、12時間おきに1錠ずつ服用してください
- 生理が始まってから2〜5日目に服用を開始します
- 食前・食後の指定はありませんが、できるだけ毎日同じ時間帯に服用しましょう
飲み忘れた場合は、気づいた時点ですぐに服用し、次の服用が近ければ1回分のみ服用してください。
2回分をまとめて飲むのは避けてください。
服用中によくある副作用
よくある症状 | 説明 |
---|---|
不正出血 | 初期に多く見られます。通常は継続服用で軽くなりますが、長引く場合は受診を。 |
にきび・肌荒れ | ホルモンの影響で一時的に出ることがあります |
頭痛・気分の変化 | 稀に抑うつ感や眠気などが報告されています |
更年期様の症状 | ほてり、発汗、骨密度の低下など。長期使用時に注意が必要です |
飲めない方/医師への相談が必要な方
❌ 飲めない方(禁忌)
- 妊娠中、または妊娠している可能性のある方
- 重い肝障害のある方
- 原因不明の不正出血がある方
- 成分にアレルギーがある方
🔔 飲む前に医師に相談を
- 子宮筋腫がある方
- 骨粗しょう症のリスクがある方
- うつ病の既往がある方
- 授乳中の方
妊娠・授乳について
- 妊娠中は服用できません。避妊を併用する必要があります。
- 授乳中の場合は、服用の可否について医師とご相談ください。
不正出血について
服用を始めてしばらくは、不正出血が起こりやすくなります。これは子宮内膜が薄く保たれていることによる反応で、治療効果が出ている証拠でもあります。
ただし、以下の場合は受診してください:
- 出血が長引く・量が多い
- 痛みをともなう・貧血が疑われる
- 一度に大量に出血した
服用終了後の体の変化
- 服用を中止すると、1~2週間で出血が止まり、1か月程度で月経が再開することが多いです
最後に
ジェノゲストは、月経に伴う強い痛みや不快症状を軽減し、病気の進行を抑えることができるお薬です。
継続して服用を続けることが大切ですが、気になる症状や不安があれば、早めにご相談ください。